もふぬこ動画☆画像

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実録・月200時間以上残業したらその後どうなる

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過去の社蓄自慢が流行っているらしい。

乗るしかない!このビッグウェーブに!(笑)

月200時間残業

200時間と記載したが、実働時間はよくわからない。

起きて会社行って、深夜まで働いて寝る。休日も無い。そんな毎日を繰り返していた。

出勤簿なんてつけたことが無い。辞めた後で聞いたことだが「出勤簿は社長が全員分定時退社したことにして作っていた」そうだ。

そのようなわけで正確な実働時間はわからないし、当然ながら残業代などありはしない。

零細IT企業(土方)において100時間残業など日常茶飯事であった。

ざっくり計算してみる。

1ヶ月30日で休日は8日とする。

最低でも0時まで働くとすると残業は1日6時間。

(締め切りが近いときなどはいつも徹夜だったので実際にはもっと多い気もするが)

休日は少し遅く来ていたので実働は12時間というところにしておこう。

22日×6時間=132時間

8日×12時間=96時間。

やはり200時間というのは適当な数値のようである。

(ざっくり200~240時間/月というところか。300時間に到達した月はあったとしても1ヶ月くらいであろう)

残業代が無いから当然金は無い。時間も無い

「お金が沢山入ってきた」「治療でお金が無くなった」「お金使う暇なんてない」と色々な意見があるようだが、僕は使う暇も無ければ、使う金もなかった。

みなさん、恵まれているようですね。

見た目はそれほど変わらなかった

もともと残念だったので、あまり変化は無かったような気がするが…

ヒゲを伸ばしっぱなしとか、「ありえない」と思っていたので最低限の身だしなみは整えていた。

20代前半で体力もあったのだろう。

「もっとやつれた顔してこいよ。お客さんに(スケジュール遅れを)許してもらえるかもしれないぜ。」とか言われたのを覚えている。(徹夜明けだったんだが…)

徒歩通勤のため「終電」という概念は無く働いていた。

「自分はなんのために生きているのだろうか?」と疑問に思いながら。

時間あたりの生産性は極端に落ちる

途中で意識がトンでいたりする。とうぜん生産性は落ちる。

だれかが「キレッキレになる」と書いていたが、いわゆる「徹夜ハイテンション」でプログラムを作っても、だいたいバグが多い。

「すごい勢いで出来た」と思ったら結局作り直しとか(苦笑)

破壊衝動は無かった

でも、なんで自分だけがこんな目にあわないといけないのかな・・・と思って枕を抱いて泣きながら寝た。

ボッチ開発炎上プロジェクト

上記の状況は新人時代、札幌から横浜に転勤してきた後、起こった。

一流IT企業の下請けで、一流保険会社向けシステムを一人で改修するという作業である。

上司は基本設計に入ったところでフェードアウト。

新人だったので「基本設計とはなんですか?」そんな状況(苦笑)

サンプルをサーバーから探して、一人で設計書を黙々と作ってお客さんの所へ行ってレビュー。

一流IT企業の人からはダメ出しを沢山貰う。めっちゃ怒られながら指摘事項をせこせこ直してた。

スケジュールよりも遅れ気味になりながらも、なんとか開発フェーズへ。

スケジュールが遅れている上に作業量が多すぎて一人では到底終わらない。

まさに害虫

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ガイチュウ?害虫とはなんのことだ!

そんなことを言われて害虫に頼むことになったわけだが、そいつらは一度も会社にくることもなく、設計書を見て作るだけ。

打ち合わせしようと言っても「忙しい」を理由に断ってくる。

納品されたプログラムはバグが多すぎ。まさに害虫。全然、役に立たない。

バグ修正に「ちょっと来てください!」っと言ったら全然関係ないジーサンが現れる始末

「彼は別件で忙しいので代わりに来ました。」

いらない!まじいらない!

それでも鎮火した

だいぶスケジュールが遅れた。4ヶ月で開発する予定だったものが6ヶ月まで延びた。(もともと1人でやって4ヶ月で終われるようなボリュームではなかった。ちなみに見積もりは上司がやった!)

しかし、お客さんには怒られなかった。

というのは、他のシステム(帳票出力)が更に遅れておりバグも多かったからだ。

他のシステムと比較するとマシという状況だったのである

お陰でこちらは助かった。「仕方ないですね~っ」と言いながらもメッチャ助かっていた!ありがとう!(笑)

もし、遅れているところが僕だけだったらフルボッコにされて死んでいたよ・・・。

そのような状況で半年間、休みなしで働き続けて感じたのは・・・

意外と人間は丈夫である!ということであった。(若かったから無理できただけか)

病気発症

別の企業に転職後、数ヶ月で大炎上プロジェクトに投入された。

だが、以前の会社で地獄のような日々を送っていた僕からみれば「あのころ(以前の会社)に比べれば、残業代も出るし天国ですよっ!」と思っていた。(思い込もうとしていた?)

やはりチームで作業できるというのは大きいし、自分がリーダーではなく「雇われ技術者」の立場というのは精神的にかなり楽だ。

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(この話も書いてみたいが書き始めると長くなるので、「次回」にしよう。「次回」がいつになるか分からないが。)

しかし、160時間前後の労働を数ヶ月続けた後の健康診断でひっかかった。

脂質異常症高脂血症)と診断され・・・まさに異常な数値を叩き出し「この年齢でこの数値は始めてみた」と医者に感嘆されたほどである。(どやぁw

しばらく通院して「普通の異常値(?)」くらいまで戻ったが、今も完治はしていない。(薬で抑えれば抑えられるが、薬を止めると高めの数値に戻る。そして僕は諦めた…)

長年の戦いで確実に体はダメージを受けており、歳をとってきて次第に表面化していったのだろう。

不幸中の幸いなのは「精神ダメージ」ではなく「肉体ダメージ」だったことだろうか。

精神ダメージで逝ってしまった仲間達は今も闘病中だったりする。

まとめ

他の人も書いているが長時間労働なんてろくなもんじゃない。ということw

※画像は社畜ちゃん台詞メーカーで作成しました。

猫画像

最後は猫画像を見て気分良く終わりにしましょう。

https://twitter.com/mosacya/status/653868310216359936

https://twitter.com/QnOsaCkwcYqctoM/status/653870917819338753

それではごきげんよう。サヨナラ!